娘2人国公立大学医学部合格【地方公立出身のバリスポ娘】

スポーツで全国大会出場経験の娘2人が地方公立高校から国公立医学部へ合格までの受験サポート記

【医学部面接】知っておきたい面接のタブーと身だしなみチェック

医学部受験には、「面接」があります。

 

 

 

 

 

国公立医学部面接試験に合格できた対策まとめ5選

 

この記事では、実際に国公立医学部の面接試験を体験した私の娘が面接官とのやり取りの言葉や、面接試験に合格するために実践してきた心がけなどをご紹介します。

 

医学部受験には「面接」があることはご存知でしょうか?

 

少しでも頑張る受験生の参考になればと思います。

 

今からお伝えすることは、すべて「当たり前」のことだと思われるでしょう。

でも、面接官は「実はここを見てたんだ」と再確認されると、それが「特別なこと」に感じます。

基本的なことばかりですが、改めて見直してみませんか。

 

私たち親子が国公立医学部の面接試験を体験して分かった効果的な対策法は5あります。

 

ポイント
  1. どのような質問をされるのか事前に調べておく
  2. 面接内容と時期を考慮しながら練習しておく
  3. 面接でのタブーを知る
  4. グループ面接の対策
  5. 身だしなみチェック

 

どのような質問をされるのか事前に調べておく

 

私は面接での質問内容を、参考書やネットで調べました。

そして、調べた質問項目を3つに分類しました。

この質問を①~③に分けた理由は、その後の練習時期に関係があるからです。

 

  1. 「一般的」な質問項目
  2. 「医学部」に関する質問項目
  3. 「受験校」に関する質問項目

 

①~③の具体的な内容です。

 

1.「一般的」な質問項目

 

  • 自己紹介
  • 高校生活について
  • 自分の長所・短所
  • 気になったニュース

 

「一般的」とは、自分はどんな人物かを知ってもらうための内容のものです。

 

2.「医学部」に関する質問項目

 

  • 医師への志望理由
  • 目指す医師像
  • 臨床と研究の違い
  • 地域医療を先端医療について

 

3.「受験校」に関する質問項目

 

  • この大学を受験した理由
  • 大学で何を学びたいか
  • この地に残る気はあるか
  • この地域の医療の現状

 

面接内容と時期を考慮しながら練習しておく

 

①~③の質問項目の練習を以下の時期に分けます。

 

ポイント
  1. 「一般的」・「医学部」の面接練習は、志望大学が決まるまで、または筆記試験共通テスト
  2. 「志望大学」に関する事項の面接練習は、志望大学の決定後、または筆記試験後・共通テスト後

 

練習内容と練習時期についての詳しい記事はこちらに詳しくお伝えしています。

是非参考にしてください。

 

yume-maru.com

 

面接官に角度から質問をされてもブレない受け答えをするために、軸の考えを固定させ、それに対応出来るよう練習をしました。

最近の傾向として、面接が点数化され、そのウエイトが大きくなってきています。

特に合否線上にいる場合、この面接で左右されるかもしれませんよね。

そうなった時に、お子様が合格を勝ち取れますように!

 

 

 

面接のタブーを知る

 

娘2人計3回の面接の受験準備をして思いました。

「良い作法・答え」は勿論大事だと思います。

それと同じくらい、「やってはいけないこと・言ってはいけない言葉」を知ることも重要であると気が付きました。

タブーを押さえれば、マイナスポイントがなくなるからです。

 

知ったかぶりをしない

 

どうして知ったかぶりはいけないのか?

知ったかぶり=見栄を張る

ことだと思うからです。

「分からない時」・「判断に困った時」に素直に教えを乞うことが出来るかどうか。

面接官は見てると思いませんか?

もし答えられないような質問に遭遇してしまったら?

こちらの記事に、実際に次女が出くわした面接と、どのように答えたかをお伝えしています。

 

yume-maru.com

 

自分の成長のために、そして治療する患者さんのために、頑張って欲しいです。

 

待合室でも見られてる?!

 

医学部面接時、ある国公立大学でのことです。

面接前の控室での規約に、「携帯電話をはじめ、通信機器を触らないように」とあったそうです。

にもかかわらず、一人の受験生は、携帯電話を触っていたとか。

このことが原因かどうかは分かりませんが、その受験生は不合格でした。

もしかしたら、待合室の様子を見ていたかもしれません。

真実は定かでありませんが、規約を破る心は、今まで頑張ってきた自分に対して一番罪なことをしていますよね。

 

「単語」の順序で印象が変わる?!

 

言葉の使い方で、「単語」の順序にこだわりました。

 

良い言葉を最後に持ってくる。

 

具体例として、

 

  1. カレーは辛かったけど美味しかった
  2. カレーは美味しかったけど辛かった

 

わが家では、①の方法を意識して発言するようにしまいた。

最後の結びが「良い印象」になるのか、「悪い印象」になるのか。

面接では、「自分」を見られています。

意識して「ポジティブ」になるように心がけました。

皆さんはどんな印象を持たれましたか?

 

グループ面接での対応として人の話を聞くことを武器に出来る準備

 

グループ面接の対策のほとんどは、学校や塾で対応して頂きました。

 

学校や塾の先生はノウハウを熟知しているので、注意点改善点をドンドン聞いたら良いと思います。
確かにダメ出しはへこみますが、合格への近道だと思ってください!
 
人の話を聞くことを武器に変える

 

娘とは高校は違いますが、国公立大学医学部に合格したお友達のエピソードです。

そのお友達は「その高校から唯一の医学部受験者」でした。

国公立大学の受験者も2~3人だったらしいです。

ということは、「何のノウハウもない」受験生だったのですよね。

  • 先生に医学部受験の経験がない。
  • 学校でも医学部受験者がいない。
  • グループ面接の練習が出来る人数がいない。

などなど、恵まれた環境ではありませんでした。

 

ポイント
グループ面接の練習も出来ないし、どんな面接なのか想像もつかない中、彼女が心掛けたのは、「人の話を聞く」ことだったそうです。

 

彼女のお母様の話では、「娘は不器用で口下手なので、グループ面接での立ち回りが分からないから、とにかく人の話を聞くことに徹した」言っていました。

なるほど!と思い、長女と次女にも伝授しました。

 

チーム医療という環境を意識して立ち回る

 

最近は「チーム医療」も重んじられます。

医師だけが医療に携わっているわけではない。

そのために、医療従事者全員の力が必要です。

 

「自分は医師だ」と傲慢にならず、「チームの話を聞く」「患者の話を聞く」。

そのことを分かっているか。

 

その為のグループ面接でもあると思うのです。

 

コミュニケーションは「人の話を聞く」ことから始まるからです。

 

 

 

 

身だしなみチェック

 

  1. 現役生は制服・浪人生はスーツ。
  2. 靴下は黒か紺、靴は娘はローファーにしました。
  3. 髪の毛は黒のゴムで1つに縛り、前髪は眉毛辺りで切りそろえました。
  4. 爪は切りましたか。
  5. 笑顔で口調はハッキリと

 

「当たり前」なことですが、面接官は見てます!

 

現役生は制服・浪人生はスーツ

 

規約には現役生は高校の制服とは記載がないはずですが、やはり一番着慣れている制服が良いのではないでしょうか。

浪人生は黒か紺のスーツが良いと思います。

面接官に対する敬いために。

そして自分のマナーとして。

「推薦入試」の面接時に花柄の白っぽいワンピースの受験者がいました。

それが原因だったかどうかは分かりませんが、合格者の中にはいませんでした。

 

靴下は黒か紺、靴は娘は黒のローファー

 

これも制服やスーツと同様、黒か紺の無地が良いと思います。

長女を次女が制服の時は、黒のワンポイント柄の靴下を履きました。

長女が浪人生として受験の際には、スーツには靴下がちょっと合わない感じがしたので、肌色のストッキングにしました。

スーツパンツの場合は、「すね」が見えない靴下の長さが良いそうです。

靴は入学式の時にだけ履いた(笑)、黒のローファーにしました。

念のため、事前に靴磨きもしました!

「身だしなみを整える」ことは、「自分を整える」ことだと思います。

足の先まで整えた自分は、面接官の印象も良いに違いありません。

 

髪の毛は黒のゴムで1つに縛り、前髪は眉毛辺りで切りそろえました

 

髪の毛が与える印象は「清潔感」に繋がりますよね。

お辞儀をした時に髪の毛が「バッサーッ!」と垂れてきたり、前髪で目が隠れてしまったら…。

「不快感」を与える印象は、面接官に失礼だと思いませんか。

「身だしなみ」=人を嫌な気持ちにさせないためのマナーです。

 

爪は切りましたか

 

逆に、どうして爪を伸ばすのか。

オシャレメンドクサイか…。

オシャレは面接に必要ないと思います。

勝負は、爪の長さでなく、面接の内容で闘って欲しいです。

メンドクサイは、ただの「不潔」ですよね。

自分のことも満足に管理できない受験生を「医師」にしたいと思うでしょうか。

 

笑顔で口調はハッキリと

 

まず心掛けたことは、面接官からの質問に対する受け答えの前に「はい」と言うことです。

そのことによって、「話をちゃんと聞きました」と面接官に伝わるからです。

そして、口調は自分が思うより「ゆっくり」と。

早口では、面接官にちゃんと聞いてもらえない可能性があるからです。

それに、そそっかしい人物は「ミス」も起こしやすいですよね。

最後に、「語尾を上げる」ことを心掛けました。

同じ「はい」でも、語尾を下げたのと上げたのでは、伝わる「熱意」に差が出ると思ったからです。

その上、明るい印象も出せます。

 

以上、面接を経験して気が付いたことをお伝えしました。

緊張して「上手くいかなかった」ことは、問題ではないと思います。

次女は、面接で「上手く出来なった」と大泣きしてましたから。

「ダメだ」と思った時、このことを思い出して、奮起してください。

 

ひとことメッセージ

 

「筆記試験」「面接試験」の両方ある「医学部試験」

第99回箱根駅伝で総合優勝した駒沢大学の監督の言葉です。

「情熱に勝る能力は無し」

共通テスト→筆記試験を経て、面接までたどり着きました。

「医学部」目指す受験生の皆さんは、「情熱」がないはずありません。

その想いを「面接」でぶちまけてきてください。

親御様が大事大切愛情を持って育てられたお子様です。

「面接試験」においては、そんな「お子様の姿」を堂々と披露して頂きたいです!

応援しています!頑張りましょう!