娘2人国公立大学医学部合格【地方公立出身のバリスポ娘】

スポーツで全国大会出場経験の娘2人が地方公立高校から国公立医学部へ合格までの受験サポート記

【共通テスト初年度の年で受験】本番で過去最高得点に導いたもの

本人に秘訣を聞いてみました。

 

 
ポイント
  1. 「共通テスト」本番は、今までの模試の傾向と全然違う科目もあった。
  2. でも全体(問題の最初から最後まで)を見て、時間などの配分を組み立てなおした。
  3. あとは、目の前の問題に集中するのみ(余計なことを考えない)。

 

 

初めて臨んだ共通テストで過去最高点が出せた理由と、お子様が本番で力を発揮できるための2つの対策です。

 

ポイント
  1. 子供が出来る対策
  2. 親が出来る対策

 

子供が出来る対策

 

次女の受験は、センター⇒共通テストに変わった年でした。

過去問がありません。あくまで「予想問題」です。

色々な共通テスト予想問題集を購入しましたが、表題に「予想問題」と書いてあっても、そのほとんどは「センター試験時の模試の過去問」だったりしたのです。

結局頼るところは一冊に数問しか載っていない「予想問題」だけでしたが、これも当てになるのかならないのかすら分からない…。

でも!

今年の受験生は皆条件が同じです!

 

それに!

初めから分かっていた事です!
 
だから!
やるしかない!

 

自分の欠点を知る

 

次女は受験期の秋を過ぎてから模試の得点率が5%くらいずつ上がっていきました。

逆にそれまではずっと低迷していて、E判定続きだったのです。

その対策として、今まで点数が取れなかった原因を振り返りました。

 
  1. 学力不足
  2. マークミス
  3. 時間配分ミス
  4. 次の問題が気になって今の問題に集中出来なかった

 

学力不足

 

学力があれば悩む必要なんてありませんものね。

どうすれば良い?!

我が家(殆ど私です)が参考にした本を2冊ご紹介します。

 

ポイント

①兄妹4人を東大理Ⅲに合格させた佐藤亮子さんの本

②合格者・不合格者の体験談や講師のアドバイスが載った月刊誌「蛍雪時代」

 

①兄妹4人を東大理Ⅲに合格させた佐藤亮子さんの本

 

 

この本の通りに実行したら上手くいくんじゃないかと思って(笑)、何回も読みあさりました。

その中で、私が思いもよらなかった考え方がこの本の30ページの題名です。

 

 「寝ころんで勉強してもいい」

 

長女は真面目な性格の故、勉強する時は「ちゃんと勉強机に向かって」しなければならないと思っていました。

勿論、私もそう思っていました。

そうなると、ハードルが高くなってしまうことに気が付いたのです。

 

「気合」を入れなければいけないからです。

 

部活で疲れてる体に、もう一度気合を入れ直すのは至難の業だったと、今なら理解出来ます。

次女は違いました。

ソファで「寝転びながら」だったり、「鼻歌を歌いながら」だったり。

でもどうでしょう!

 

集中してくるといつの間にか「姿勢が正しく」なっていくのです!

 

ポイント
勉強するとっかかりは、「気合のいれなくても良い方法」から始めるのはとても良い方法だと思います。

 

このように「佐藤亮子さんの本」には、参考に出来る要素が沢山あります。

是非、一読してみてください。

 

②合格者・不合格者の体験談や講師のアドバイスが載った月刊誌「蛍雪時代」

 

 

この本で参考にしたポイントです。

 

ポイント
  1. 浪人生の反省ポイントの掲載
  2. 専門家の講師の具体的な勉強方法のアドバイス

 

①浪人生の反省ポイント

 

浪人生の現役時代の反省の多くは、時間の使い方でした。

 

限られた時間の中で、今優先すべき事柄を知ることが大事

 

多くの浪人生がそのように語っています。

ゴールから逆算するのです。

 

②専門家の講師の具体的な勉強方法のアドバイス

 

ゴールからの逆算のやり方が分からない!受験生へ。

「蛍雪時代」には、先生からのアドバイスが載っています。

 

  • 共通テストに取り組むべき時期
  • 2次試験に取り組むべき時期
  • 苦手な問題に取り組むべき時間の割き方

 

等々、効率的な勉強法が紹介されています。

受験の経験者と専門家のノウハウがギッシリ詰まった本です。

しかも、その時期に欲しい情報が的確に載っていますので、おススメします!

 

マークミス

 

共通テストはマーク式です。

正解なのに、マークの箇所が1つずれるだけで…。

 

特に注意すべきは、問題を飛ばした時です!

 

問題は飛ばしているのに、解答はつめてマーク欄を塗ってしまう。

模試ではそんな過ちを犯したことがなくても、受験では焦ってしまのです。

そんなミスを防ぐには?

 

ポイント
大問ごと問題の番号解答の番号一致しているか確認すること!

 

前述しましたが、受験本番だけ上手くやろうとしても出来ません。

普段の勉強や模試の時から、やってみてくだだい。

悔しい間違いだけはしたくないですもんね。

 

時間配分ミス

 

最初の問題に時間を掛けすぎて、最後に時間が足りなくなってしまった!

このような経験はあると思います。

その対策として

 

ポイント
「問題を始める前に最初から最後まで目を通す」
 
ことをしたそうです。
 
全体を把握することで気持ちを落ち着かせて、「どの問題からどんな時間配分で取り組むか」を練習しました。

 

実際共通テストの「英語」の問題に目を通した時、今までの模試と

  • 「問題数が違うこと」
  • 「長文が今までより長い!」

ことに気づいたそうです。

 

でも長文は長いけれど、使われている単語は今までの模試より易しかったので、それもふまえて、それぞれの大問に対する時間配分を構成し直した

 

と言っていました。

その手順をふんだことで、次女の共通テストの英語の得点率は9割を超えたのです。

ただこの判断が出来たのは、

 

ポイント
それだけの量をこなしてきたからです!
 

だから、今までの傾向と違うことに気が付けたり、単語の難易度が分かったり出来たのです。

前述しましたが、頼るところは数少ない「予想問題」です。

その問題を

 

  • 何度も何度も、問題を見れば答えが出て来るくらい、解き直しました。
  • それと同時に、問題全体を把握して気持ちを落ち着かせ
  • どの問題をどんな時間配分で取り組むかの練習の為に過去問を20回ほど繰り返しました。

 

高3まで部活のバスケットをしてきた娘です。

残された限りある時間との勝負です。

夜のまとまった時間は、時間配分の練習に使い、通学途中の電車の中や、駅での待ち時間のスキマ時間を見つけて「単語」や「地理」を覚えていたそうです。

 

次の問題が気になって集中できない

 

確かに気になりますよね…。

次女も次の問題が「自分が解けるかどうか」とても気になったようです。

でも今やるべきことは、目の前にある問題に集中することです。

その解決策です。

 

ポイント
  1. 問題の最初から最後まで目を通す
  2. 余計なことを考えない

 

①問題全体に目を通す

 

前述した「時間配分ミス」の目次の通りです。

全体の問題を把握する目的

 

  • 試験時間内の時間配分の組み立て
  • 気持ちを落ち着かせることが出来る

 

②余計なことを考えない

 

次女は共通テストの本番で過去最高の得点を出しました。

その要因の一つに

 

ポイント
  • 余計なことを考えない
  • 目の前の事に集中するのみ

 

と言っていたのが印象的でした。

このことを象徴する藤井聰太さんの対談です。

 

将棋の藤井聰太さんが語る「集中」について

 

将棋の藤井聰太さんが「集中」について語っていました。

「どうしていつも勝てるのか?」という質問に対して、こう答えていました。

 

ポイント
「余計なことを考えずに、目の前にあることにだけ集中する」

 

みんな不安です。

不安に決まってます。

長女が現役の時言いました。

 

隣の子が自分より早くページをめくる音がすると凄くあせる
 
そうなんです。
余計な事を考えてしまっていたのです。
 
テレビを見たり、ゲームをしたりする時は「集中」出来てますよね。(笑)
「余計」なことは考えてませんよね?(笑)
 
それです!
それ!
皆さんも日頃から出来ているのです。
だから必ず出来ますから!(笑)

 

親が出来る対策

 

次女はセンター⇒共通テストへ変わった第1回目の受験者でしたが、この経験をふまえて親御様にお願いがあります。

これからの時代の変化に「大変だ!可哀そう!」と思う気持ちにもなるでしょうが、

子供達には

 

ポイントル
  • 言葉にするのを控えるか
  • 違う形で伝えるか

 

にして頂けたらと思います。

もし親の私達が「過去問」もない、あなた達は「大変だね!可哀そうね!」と言い続けていたら、次女にとっても「可哀そうで大変な」共通テストになっていたでしょうね。

「大変で可哀そうな」テストの印象のまま本番を迎えても、ベストなパフォーマンスが出来るとは思えません。

それは、

 

自分から「やってやる!」の挑みの気持ちではなく、「やらされている」義務感になるからです。

 

みんな条件は同じなのです。

条件の優劣関係なく、同じ土俵で戦えるのです。

挑んでください!

数年後共通テストに「情報」の科目が加わります。

確かに「変化」に対応するには相当の労力が必要になるでしょう。

でもその時も、皆同じ条件での受験になります。

 

親である私達は「でーん」と構えて、でも出来るだけの情報は集めれば、その時の最善の対策は出来ると思います。

 

「黒子のバスケ」というバスケットのマンガがありますが、そのワンシーンに

 

「過去の結果で出来るのは、予想までです。勝負はやってみないと分からないと思います。」

引用「黒子のバスケ」

 

という名言があります。

過去に大差で敗れた相手チームに言った主人公の言葉です。

この言葉が言えるのも、それだけの努力をしてきたからだと思います。

その「努力」が自分の「自信」にもつながります。

だからこそ、どんな状況にでも応じる力がつくのでしょう。

ひとことメッセージ

自信につながるまで「努力」を重ねれば、どんな状況にも対応できる力がつきます

勝負はやってみないと分からない!

応援してます!頑張ってください!