本人に秘訣を聞いてみました。
- 「共通テスト」本番は、今までの模試の傾向と全然違う科目もあった。
- でも全体(問題の最初から最後まで)を見て、時間などの配分を組み立てなおした。
- あとは、目の前の問題に集中するのみ(余計なことを考えない)。
初めて臨んだ共通テストで過去最高点が出せた理由と、お子様が本番で力を発揮できるための2つの対策です。
- 子供が出来る対策
- 親が出来る対策
子供が出来る対策
次女の受験は、センター⇒共通テストに変わった年でした。
過去問がありません。あくまで「予想問題」です。
色々な共通テスト予想問題集を購入しましたが、表題に「予想問題」と書いてあっても、そのほとんどは「センター試験時の模試の過去問」だったりしたのです。
結局頼るところは一冊に数問しか載っていない「予想問題」だけでしたが、これも当てになるのかならないのかすら分からない…。
でも!
それに!
自分の欠点を知る
次女は受験期の秋を過ぎてから模試の得点率が5%くらいずつ上がっていきました。
逆にそれまではずっと低迷していて、E判定続きだったのです。
その対策として、今まで点数が取れなかった原因を振り返りました。
- 学力不足
- マークミス
- 時間配分ミス
- 次の問題が気になって今の問題に集中出来なかった
学力不足
学力があれば悩む必要なんてありませんものね。
どうすれば良い?!
我が家(殆ど私です)が参考にした本を2冊ご紹介します。
①兄妹4人を東大理Ⅲに合格させた佐藤亮子さんの本
②合格者・不合格者の体験談や講師のアドバイスが載った月刊誌「蛍雪時代」
①兄妹4人を東大理Ⅲに合格させた佐藤亮子さんの本
この本の通りに実行したら上手くいくんじゃないかと思って(笑)、何回も読みあさりました。
その中で、私が思いもよらなかった考え方がこの本の30ページの題名です。
長女は真面目な性格の故、勉強する時は「ちゃんと勉強机に向かって」しなければならないと思っていました。
勿論、私もそう思っていました。
そうなると、ハードルが高くなってしまうことに気が付いたのです。
部活で疲れてる体に、もう一度気合を入れ直すのは至難の業だったと、今なら理解出来ます。
次女は違いました。
ソファで「寝転びながら」だったり、「鼻歌を歌いながら」だったり。
でもどうでしょう!
このように「佐藤亮子さんの本」には、参考に出来る要素が沢山あります。
是非、一読してみてください。
②合格者・不合格者の体験談や講師のアドバイスが載った月刊誌「蛍雪時代」
この本で参考にしたポイントです。
- 浪人生の反省ポイントの掲載
- 専門家の講師の具体的な勉強方法のアドバイス
①浪人生の反省ポイント
浪人生の現役時代の反省の多くは、時間の使い方でした。
多くの浪人生がそのように語っています。
ゴールから逆算するのです。
②専門家の講師の具体的な勉強方法のアドバイス
ゴールからの逆算のやり方が分からない!受験生へ。
「蛍雪時代」には、先生からのアドバイスが載っています。
- 共通テストに取り組むべき時期
- 2次試験に取り組むべき時期
- 苦手な問題に取り組むべき時間の割き方
等々、効率的な勉強法が紹介されています。
受験の経験者と専門家のノウハウがギッシリ詰まった本です。
しかも、その時期に欲しい情報が的確に載っていますので、おススメします!
マークミス
共通テストはマーク式です。
正解なのに、マークの箇所が1つずれるだけで…。
問題は飛ばしているのに、解答はつめてマーク欄を塗ってしまう。
模試ではそんな過ちを犯したことがなくても、受験では焦ってしまのです。
そんなミスを防ぐには?
前述しましたが、受験本番だけ上手くやろうとしても出来ません。
普段の勉強や模試の時から、やってみてくだだい。
悔しい間違いだけはしたくないですもんね。
時間配分ミス
最初の問題に時間を掛けすぎて、最後に時間が足りなくなってしまった!
このような経験はあると思います。
その対策として
実際共通テストの「英語」の問題に目を通した時、今までの模試と
- 「問題数が違うこと」
- 「長文が今までより長い!」
ことに気づいたそうです。
と言っていました。
その手順をふんだことで、次女の共通テストの英語の得点率は9割を超えたのです。
ただこの判断が出来たのは、
だから、今までの傾向と違うことに気が付けたり、単語の難易度が分かったり出来たのです。
前述しましたが、頼るところは数少ない「予想問題」です。
その問題を
- 何度も何度も、問題を見れば答えが出て来るくらい、解き直しました。
- それと同時に、問題全体を把握して気持ちを落ち着かせ
- どの問題をどんな時間配分で取り組むかの練習の為に過去問を20回ほど繰り返しました。
高3まで部活のバスケットをしてきた娘です。
残された限りある時間との勝負です。
夜のまとまった時間は、時間配分の練習に使い、通学途中の電車の中や、駅での待ち時間のスキマ時間を見つけて「単語」や「地理」を覚えていたそうです。
次の問題が気になって集中できない
確かに気になりますよね…。
次女も次の問題が「自分が解けるかどうか」とても気になったようです。
でも今やるべきことは、目の前にある問題に集中することです。
その解決策です。
- 問題の最初から最後まで目を通す
- 余計なことを考えない
①問題全体に目を通す
前述した「時間配分ミス」の目次の通りです。
全体の問題を把握する目的
- 試験時間内の時間配分の組み立て
- 気持ちを落ち着かせることが出来る
②余計なことを考えない
次女は共通テストの本番で過去最高の得点を出しました。
その要因の一つに
- 余計なことを考えない
- 目の前の事に集中するのみ
と言っていたのが印象的でした。
このことを象徴する藤井聰太さんの対談です。
将棋の藤井聰太さんが語る「集中」について
将棋の藤井聰太さんが「集中」について語っていました。
「どうしていつも勝てるのか?」という質問に対して、こう答えていました。
みんな不安です。
不安に決まってます。
長女が現役の時言いました。
親が出来る対策
次女はセンター⇒共通テストへ変わった第1回目の受験者でしたが、この経験をふまえて親御様にお願いがあります。
これからの時代の変化に「大変だ!可哀そう!」と思う気持ちにもなるでしょうが、
子供達には
- 言葉にするのを控えるか
- 違う形で伝えるか
にして頂けたらと思います。
もし親の私達が「過去問」もない、あなた達は「大変だね!可哀そうね!」と言い続けていたら、次女にとっても「可哀そうで大変な」共通テストになっていたでしょうね。
「大変で可哀そうな」テストの印象のまま本番を迎えても、ベストなパフォーマンスが出来るとは思えません。
それは、
みんな条件は同じなのです。
条件の優劣関係なく、同じ土俵で戦えるのです。
挑んでください!
数年後共通テストに「情報」の科目が加わります。
確かに「変化」に対応するには相当の労力が必要になるでしょう。
でもその時も、皆同じ条件での受験になります。
「黒子のバスケ」というバスケットのマンガがありますが、そのワンシーンに
「過去の結果で出来るのは、予想までです。勝負はやってみないと分からないと思います。」
引用「黒子のバスケ」
という名言があります。
過去に大差で敗れた相手チームに言った主人公の言葉です。
この言葉が言えるのも、それだけの努力をしてきたからだと思います。
その「努力」が自分の「自信」にもつながります。
だからこそ、どんな状況にでも応じる力がつくのでしょう。
ひとことメッセージ
自信につながるまで「努力」を重ねれば、どんな状況にも対応できる力がつきます。
勝負はやってみないと分からない!
応援してます!頑張ってください!