娘2人国公立大学医学部合格【地方公立出身のバリスポ娘】

スポーツで全国大会出場経験の娘2人が地方公立高校から国公立医学部へ合格までの受験サポート記

【受験合格発表時の親の接し方】「寄り添う」大切さを知るエピソード

娘の友達のエピソードです。不合格だった時の親の接し方で子供は変わる!

涙なしでは語れない心温まるお話です。

 

 

 

 

「共通テスト」→「推薦入試」→「前期試験」→「中期試験」→「後期試験」を最後まで全力を尽くした子

 

娘のクラスメイトで運動部のキャプテンをしていた男の子です。

 

ポイント
彼が最初に出た合否で不合格が続きながらも、受験を最後まで全力でやり通せたのは、本人の努力はもちろんのこと、親の支えがどれだけの影響を与えたのかを感じられずにはいられないお話です。

 

私も娘から彼のことを聞きながら、感動して泣いてしまいました。

 

「この大学に行きたい」という熱い気持ち

 

彼にはずっと目指していた「大学」と「学部」がありました。

医学部ではありませんが、その大学を「推薦入試」「前期試験」で受験しました。

「推薦入試」は「前期試験」の前に行われます。

「推薦入試」を受験にするにあたって、

 

  • 「志望動機」の提出
  • 「学科試験」の他に「面接」「小論文」試験

 

などの対策が必要になります。

娘達の高校は公立高校です。

受験勉強は概ね高校に入ってからになります。

時間に余裕はありません。

それに加え彼は運動部の所属でしたから、ほぼ毎日部活がありました。

「共通テスト」・「前期試験」の対策の他に「推薦入試」もとなると、相当の「熱い気持ち」「体力」が求められるでしょう。

それでも彼は自分の信念を変えませんでした。

そして迎えた「推薦入試の合格発表」の日。

 

 

 

 

「推薦入試の合格発表」の当日と翌日の母親の寄り添い

 

「推薦入試の合格発表」の日、彼のお母さんは仕事を早めに切り上げ、合格発表を一緒に見てくれたそうです。

結果は「不合格」でした。

その日の夕食は、彼の大好物の「お母さんの作った手作りハンバーグ」だったそうです。

 

きっとお母さんは、結果が「合格」でも「不合格」でも、息子の大好物の「手作りハンバーグ」を作るつもりだったのでしょうね。

 

 

ポイント
そして翌日の昼食時、彼がお弁当を開けたら、お弁当に入っていたのはお母さんが作ってくれた「ハンバーグ」「お手紙」だったそうです。

 

そこには、「よく頑張ったね」と言うねぎらいの言葉と、「次も頑張ろう」と言う応援メッセージが…。

 

そのメッセージを読んだ彼は、泣きながらお弁当を食べていたそうです。

 

その話を聞きながら私は思いました。

 

ポイント
「彼なら乗り越えられる。最後まで全力を尽くせるだろう」

 

実際いるんです、受験を途中であきらめる子が。

最初の合格発表で不合格になって、その後モチベーションが保てず「合格」出来るはずの学校まで「不合格」になってしまう子。

「共通テスト」の自己採点の結果に落ち込み、国公立大学受験を放棄して受験しない子。

 

こちらの記事は「苦しくても負けて欲しくない」そんな願いで書きました。

 

yume-maru.com

 

でも彼は途中で投げ出すこともなく、ひたむきに自分の夢に向かって、「前期試験」→「中期試験」→「後期試験」まで全力で戦いました。

あきらめませんでした。

彼のお母さんはきっと、「最後まで全力を尽くせ」なんて一言も言ってないはずです。

では「なぜ?」

 

ポイント
それは彼のお母さんが、苦しい時に自分に「寄り添って」くれたからです。

 

何ものにも代えがたい力になりますよね。

もし、彼のお母さんが「不合格」を責めていたらどうだったでしょう。

「なんで落ちたの?」

「もっと勉強するべきだったわよ!」

こんな言葉を聞いて、頑張れるでしょうか?

勿論、悔しいのは親だって同じです。

凄く応援してきたし、一緒に頑張ってきたのですから。

でも、子供に向ける言葉や行動の前に、もう一度振り返ってください。

それが、

「子供に向けた」ものなのか。

「自分に向けた」ものなのか。

 

 

 

 

 

私は娘が水泳選手時代に「寄り添えなかった」

 

そんな私も、娘が水泳選手時代に「結果」ばかり求めて、「寄り添えなかった」過去があります。

 
子供に向けていた言葉や行動は、「自分に向けた」のものでした。

 

「子供の夢を叶えてやりたい」と思って、私なりに頑張っていたのは本当です。

でもいつしか

「子供の成果」「親の力量」

になっていました。

確かにこの法則は一理あると思います。

が、私の場合は形がゆがんで、このようになってしまったのです。

 

「子供への応援」「自分のプライド保持のため」

 

その為、「結果」が良くても悪くても受け止める心構えが出来ていませんでした。

娘達は水泳で「大会新記録樹立」や「全国大会出場」をしています。

子供達は「結果」を出せて嬉しいと思うと同時に、次に「結果」が出せなかった時の恐怖がすごかったそうです。

「プールが壊れてしまえば良い」とまで思ったこともあったと言います。

 

ポイント

子供達は「自分を受け止めてくれる心のよりどころ」が欲しかったのですよね。

 

長女は1年目の大学受験の時、当時のセンター試験の自己採点で医学部のボーダーラインに届かないことが分かりました。

迎えた合格発表の日、不合格だと分かっていても、自分の番号がないと分かると涙を流していました。

彼女なりに「頑張った」ことは事実なんだと、思い知らされました。

長女の受験、次女の受験を経て、やっと気が付いた「寄り添い」の心でした。

 

「寄り添う」ことの大切さ

 

彼が入学したのは「中期試験」で合格した学校でした。

大学受験の結果だけでいうと、彼の目指した希望する大学ではありませんでした。

しかし、

彼のこの先に続く道はきっと「輝く」ものであり、それにふさわしい「強い心」を持って壁を乗り越えていくだろうと確信しています。

 

彼の「熱い気持ち」「頑張れる力」は、お母さんの「愛」が支えになっているのでしょうね。

 

「頑張る子」だから「寄り添う」のではないのです。
「寄り添う」気持ちが「頑張る子」になっていくのだと思います。

 

 

 

 

「池江璃花子選手」のお母さんも同じだった

 

水泳のオリンピック出場の「池江璃花子選手」のお母さんのお話にこのような言葉があります。

 

言葉
「オリンピック選手の娘も病気の娘もどちらも愛しい娘には変わりはない」

 

当たり前のようで、でもハッとさせられる言葉でした。

良い時もそうでない時も「自分を受け止めてくれる」「愛をくれる」お母さんだから、今の池江選手までになれるんですね。

私もこの言葉を聞いて反省しました。

もし娘達の結果が違っていたら?

このお2人のお母さんのように出来ただろうか?

娘達が水泳をいていた頃反省をしたはずなのに、やっぱり自信はありません。

でも今からでも変わりたいと思ってます。

これからの進む道のが長いのですから…。

 

芦田愛菜ちゃんが頑張れる理由

 
女優の芦田愛菜ちゃんは慶応大学法学部へ入学したことが話題になりました。
 
本が大好きで、学業も女優も頑張っていることが知られています。
 
そんな芦田愛菜ちゃんの「母の日」のイベントでのコメントです。
 
 
愛菜ちゃんのコメント
母は唯一、「絶対的な味方」。
そういう存在がいるからこそ、チャレンジしようという気持ちになれる。
 
私が思う「絶対的な味方」とは、「否定とか肯定」ではなく、「良い時も悪い時も見放さず、気持ちを分かってくれる存在」なのではないでしょうか。
 
皆さんが思う「絶対的な味方」とは、どのようなものですか?
 
どのような答えであっても、生まれた時から育ててきた我が子に感じるものは、全て正解のような気がします。
 

ひとことメッセージ

 

池江璃花子選手のお母様の言葉

「オリンピック選手の娘も病気の娘も、どちらも愛おしい娘には変わりない」

お子様の頑張る力は、親御様のが支えになっています。

「頑張る子」だから「寄り添う」のではない。

子供に「寄り添う」から「頑張れる子」になるのだと思います。

お子様が「自分を受け止めてくれた」と感じたら、それが何よりの「心のよりどころ」になり、「強い心」の持ち主に変わっていくことでしょう。

苦しい時ほど、その先の輝かしい未来に繋げるよう頑張ってみませんか。

応援しています!一緒に頑張りましょう!