娘2人国公立大学医学部合格【地方公立出身のバリスポ娘】

スポーツで全国大会出場経験の娘2人が地方公立高校から国公立医学部合格の受験サポート記

【地方からの大学受験でも頑張るぞ!】現役生と浪人生の塾選び

地方では、通える塾は数限られています。

 

地方の塾事情

都会であれば大手の塾や予備校が選びたい放題ですよね。

灘中学に通っている甥っ子も、小学生の時は「浜学園」、中学生の現在は「鉄緑会」に行っているそうです。

なんとまあ、恵まれた環境なんでしょう。

 

私達が住んでいる地域の塾事情は、とりあえず大手塾はほぼない!です(笑)

 

現役生は河合塾東進が多いです。

浪人生は隣県の河合塾駿台です。

地元にある現役生用の河合塾は、少し小さめなので、本当に力を入れるなら隣県の河合塾に行く方がカリキュラムが断然多いです。

でも実質は、行き帰りの時間と距離を考慮すると、通っているお友達は見かけませんでした。

でも、小さくてもあるだけありがたい!

あとは、この地域の現役生の選択は東進が多いですね。

東進では、どの先生の授業もDVDで受講できますから、地方であっても都会と同じ環境で学習出来ます。

そして国公立大学が県内に1つしかありませんから(私達の住まいは大学から遠くて…)、学生の家庭教師もほぼいない!

本当にないないづくしです。

 

でも大丈夫!
都会に比べると、塾事情はとても不利ではありますが、それでも娘達は国公立大学医学部に合格しましたので、地方に住む皆さんもあきらめないでください。

 

長女の予備校

 

特に困ったのが長女が浪人した時の「予備校」でした。

我が家が住んでいる県内では浪人生のための「予備校」がないのです!

仕方なく隣の県まで通いました。

我が家の最寄り駅はローカル線上ですので、その電車に乗って本線の主要駅まで行き、さらに電車を乗り継いで隣の県まで出向きます。

この状況は娘に限ったことではありません。

この県内に住む全員です。

みんな何時間か掛けて「予備校」に通いました。

娘も含めて県内の浪人生は本当に良く頑張ったと思います。

 

ポイント
往復3時間以上にも及ぶ毎日の通学時間、電車の中やホームでの待ち時間を勉強時間にあてました。

 

リスニングのCDを聞いたり、英語の単語・地理など覚えることを重点に勉強していたようです。

 

環境に恵まれなくても工夫次第で時間の有効活用が出来る!

 

駿台と河合塾の比較

隣県の浪人生用の予備校は「駿台」と「河合塾」があります。

その他にも沢山あるのでしょうが、地方からは「知ってる塾」になりがちです…。

ですので、娘達の高校からの浪人生はほとんど「駿台」か「河合塾」の選択でした。

「駿台」と「河合塾」を比較した概要をお伝えします。

 

駿台ポイント
  • 60分の授業時間…人間の集中時間の限界に合わせて、常に集中して受講出来るようにとの事でした。
  • 料金の追加で、自分だけの「マイデスク」を所有する事が出来る。
  • 料金の追加で、「専属の先生」が付き、常に質問出来る環境を作れる。

 

 

河合塾ポイント
  • 90分の授業時間…1教科に対して充実した内容の授業が出来る。
  • 「東大・京大・医学部」コースに関しては、校舎が別館である。
  • 予約制ではあるが、勉強や悩みなど面談・質問出来る環境がある。

 

親も娘も、どちらが良いか悩みました。

少しでも合格への道に繋がる方へ行きたいですもの。

長女は「駿台」にしました。

理由は、

  • 60分が人間の集中時間であれば、それに従い集中して受講したいから。
  • 「マイデスク」と「専属の先生」のシステムを最終手段として使える安心材料があるから。

 

ですが、

 

河合塾は、「東大・京大・医学部」のコースは校舎が別館である。のが魅力で、とても悩みました。

 

大切なのは、「自分がどうするのか」なので、環境のせいにしてはいけないことは分かってます。

分かってますが、やっぱり気になりました。(笑)

そして「河合塾」を選択したお友達の理由です。

 

  • 授業時間を細々分けずに、長時間かかっても良いから深く掘り下げた授業をして欲しい。
  • 「東大・京大・医学部」のコースは校舎が別館である。
  • テキストが自分に合っていた。

 

テキストを見比べるのも大切ですよね。

良いことを聞いた!と思いました。

 

それと、実際に足を運んで、雰囲気やその塾の特徴としている事を聞きに行くことも必要だと思います。

 

親と子が、もう一年受験を頑張ると決めて、その環境を整える手段として一生懸命予備校探しをしているんです。

無料でもありません。

大学1年分ほどの授業料がかかります。

それを分かって一緒に決めた予備校なら、どこを選んでも後悔はないと思います。

 

結論
「駿台」に行った子も、「河合塾」に行った子も合格しました!

 

これを励みに受験生の皆さん頑張って下さい!

 

次女の中学・高校の塾

次女が塾に行き始めたのは中学3年生からです。

次女が中学3年生まで塾に行かなかったのは、

 

  • 「公文」をしていた
  • 部活で塾の時間に間に合わなかった

 

のが主な理由です。

「公文」ですが、「近所の公会所」が教室だったので、夕方6時には公文教室を閉館しないといけません。

当然部活で間に合いません。

その為、いつも私が「宿題交換」をしに行ってました。

「解答本」をあらかじめ手渡され、自分で答え合わせをするのです。

それを私が公文教室に持って行き、新しい問題用紙をもらってくるのが日課です。

次女は公文で数学と英語を習っていましたが、彼女にとって「先取り学習」は自信につながりました。

学校の授業を聞いて「分かる!」「知ってる!」と感じることが楽しいので、「公文」は続けたいとのことでした。

 

ただ、受験のノウハウも知っておくことも必要だと感じたので、

 

部活を引退するまでは「公文」 引退してから「塾」の方法にしました。

 

高校生になってからは「東進」に行きました。

自分の空き時間に塾か自宅でDVDを見て学習します。

娘は高校3年生まで部活があることも考慮し

 

ポイント
  • 時間にしばられない
  • 先取学習ができる

 

ことが、その時の娘の条件には合っていました。

といっても、その他の選択肢がないのが現状です(笑)

 

塾に行かなくても東大・京大へ

 

娘達は「塾」にお世話になりましたが、同じ高校に通う友達は塾に行かずして東大・京大に合格しています!

私のお友達の息子さんは、小学校から高校まで(すべて公立)塾には行ったことがないまま、娘と同じ高校から現役で東大に合格しました。

学校の授業と宿題だけは一生懸命学習したそうです。

その方のご自宅は、ローカルの最寄り駅にも車がないと行けないような、本当に緑豊かなのんびりした所なんですよ。

 

だから大丈夫です!

このような環境でも、東大・京大・医学部合格してます!

 

オンライン家庭教師

 

このコロナ渦で、「オンライン家庭」なるものが!

これは、地方の学生にとっては朗報ではないでしょうか。

娘達もアルバイトで、遠く離れた生徒さんを「家庭教師」しています。

近くに塾がなくても、どこに住んでいても、格差なく「学習」出来るのは、非常に嬉しいことです。

 

ポイント
地域格差がなくなれば、住む場所による「有利」「不利」がなくなり、学生同士がより一層切磋琢磨して、学習の向上につながるでしょう。

 

そして、毎日毎日夜の遅い時間に、暑い日も寒い日も塾へ送迎するお父様お母様、本当にお疲れ様です。

ひとことメッセージ

地方の住まいで塾事情が良くなくてもあきらめる必要はありません。

今は通信の有効活用も出来ます。

逆に塾の環境が整っている所にお住まいの皆さん、恵まれた環境を活かして益々頑張ってください!

応援しています!